「そんな職種があるのですか!?」と驚かれる世にも珍しい防音コンサルタントです。世間では不可能とされることばかり取り組んでいますので、研究費は膨大に掛かるものの理解を得ることは難しく、上手く行っても当たり前、 上手く行かなければ責任を問われ、超ハイリスク・ローリターンな仕事です。 企業内には同じような職種がありますが、独立系としてはまず成り立たず同業者はほとんどいないと思われます。それが、理論無視のめちゃくちゃな防音業界を助長しているかもしれません。
お客さんに喜んでもらえるのが一番嬉しいのですが、どうしてもエンジニア気質が顔を出して完成度を高め過ぎ、違和感がなくなってしまって感動も一瞬で色褪せてしまいます。おかげで口コミも広がらず、商売としては下手なやり方ですね。
顧客との良好な関係を保つと言う意味では、不具合が起きるたびにすぐに飛んで行って「これはねー難しいんですよ。でも○○さんには、いつもお世話になってるんで安くしときます。」
なんて言いながら毎回汗を流してくれる職人さんが好まれるんでしょうけれど、昔からあったかのように自然な仕上がりで何年たっても何も不具合が出ないので、忘れ去られることも多い今日この頃です。
新たな知識を得たいときだけ該当企業に就職し、習得後はとっとと離職するということを繰り返してきました。(会社側からすれば、せっかく一人前に育てたところで出て行く嫌な奴ですね) 色々な職種を経験するうち、自分が他人とはかなり異なるタイプであることに気付き、自分にしか出来ない分野を探しながらやってきました。
(その他、合間にさまざまアルバイトや派遣業務を経験し裏知識も増えました)
実はコンサルタントに必ずしも資格は必要ありません(汗)防音コンサルタントなら尚のことです。
でも、技術と経験は非常に広くて深いものを要求されます。 また、それ以上に求められるのが、目の前で起きている現象の本質を見極める洞察力と、 全く異なる分野の技術や経験を柔軟に活かせる応用力です。
この仕事を続けていると必然的に音楽関係者の知り合いが増えるのですが、残念ながら音楽にはからきし疎いです。高校時代はフォークソング部だったくせに。
12弦ギターにあこがれて高音3弦をダブルにした9弦ギターを作ったりしていました。今はエレキバンジョーを始めたいと思っているのですが、ネットで調べてみたら欲しいものは非常に高価なようで、これもまた作るかもしれません。
まだ男がほとんどいないころからやっていて年数だけは古いです。バレエ、ジャズダンス、ヒップホップ(当時はファンクといっていました)、ブレイクダンス、 お試しにタップダンスやパントマイムなんかもかじってましたが、みんなその当時付き合っていた女性の影響です(汗)。 なので残念ながら長く続いたのはどれもありません。断続的に続いたのはジャスダンスとヒップホップかな。 最近、スポーツクラブのスタジオプログラムで昔を思い出しながら少しずつ再開しています。